Ropeway Operation
神聖な山々を守り続ける、蔵王地蔵尊。
蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅より100mの距離にある蔵王地蔵尊。標高約1,660mの高地に鎮座するこの地蔵は、高さ2.34mの大きな坐像で、安永乙未年(1775年)に造立されました。
完成までには37年もの長い歳月がかけられたといわれ、不思議なことに建立後に遭難者が少なくなり、誰言うとなく「災難よけ地蔵」と呼ばれるようになりました。
そして200年以上経った現在にも、祈願すればあらゆる願いが叶い、特に不慮の災難を逃れられると伝えられているのです。
毎年春と秋には、それぞれ1日だけの祭礼を開催。
蔵王の山と人々を守り続けてきた蔵王地蔵尊を参拝しようと、県内外からたくさんの人が訪れる特別な日となっています。
場所 | 山形市蔵王温泉・蔵王ロープウエイ山頂駅前蔵王地蔵尊前 |
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開催日 | 春季5月24日・秋季9月24日(毎年) |
主催者 | 蔵王地蔵尊保存会 |
交通 | ・バス 山形駅から蔵王温泉行(約45分)「蔵王温泉」下車 蔵王ロープウェイ山麓駅〜樹氷高原駅〜地蔵山頂駅 |
問い合わせ先 | 蔵王ロープウェイ TEL:023-694-9518 |
かつて深い山岳信仰を集めた蔵王には、今も「蔵王地蔵尊」「蔵王大黒天」「蔵王大権現」の三神が祀られています。
高さ2.34m、肩幅1.2m、膝幅1.8m、台座の高さ0.34mの坐像。
200年以上も前に安山岩で造られ、天候の激変する高い山頂にありながら今もなお堂々と佇む地蔵です。
尊像の左右には観音と不動明王が鎮座しています。
蔵王を訪れる観光客の旅の安全と蔵王温泉の商売繁盛を願い、昭和55年、蔵王中央ロープウェイ鳥兜山展望台に建立。
古くは西暦110年頃、現在の蔵王温泉を見つけた吉備多賀由が山頂に祀ったと伝えられています。
蔵王口に鎮座する蔵王大権現の礼拝所として、平成14年(2002年)蔵王スカイケーブル中央高原駅前に建立されました。
勇猛無双な姿と三眼怒髪の大忿怒相にはどんな悪魔も降伏し、平和を招来すると言われます。